我が家の介護奮戦記「朝食準備編」(2005.11)

母:「この大根切っていいのけぇ。」
私:「半分にして細かく切ってね。」
母:「これでいいのけぇ。」
私:「いいね・・・いいね・・・いいね。」

まだ辺りの夜が明けていない午前4時30分ごろ、我が家の台所は煌々と明かりが点り朝食の準備中であります。上記はその会話の一コマであります。母は長年台所に立ち続けておりましたので、時間と包丁さばきは体で覚えているのでしょう。そんなことで息子の私としましても、眠い目をこすりながらここ2年ぐらい朝食作りにお付合いしている次第です。
新聞の記事等によりますと、グループホームなどでは入居者と職員さんが一緒に食事を作ることで家族意識を高めているそうです。本当にいいことだと思います。母も家族の一員として家族の為に働けるということを体で証明したいのでしょう。そんな母の気持ちを大切にして、家族が「これをしちゃだめだ。あれをしちゃだめだ。」と言うことなく、何か仕事を与えることで認知症の進行が止まってくれれば良いなと感じるこの頃であります。
皆様のお仕事の現場ではいかがでしょうか?

母:「食べたけぇ。茶碗洗うけぇ。」
私:「頼むよ。きれいに洗ってね。」
母:「これでいいのけぇ。」
私:「いいね・・・いいね・・・いいね。」



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